平成27年9月20日秋彼岸「お地蔵様のお話」を本堂にて住職が法話されました。
地蔵菩薩御詠歌-讃美歌-
「たらちねのみ親のもとにいる児らは
御名を唱うる声ばかりなり」
「たらちね」は、母の乳房という枕詞で、「み親」とは、お地蔵様のことで、「児」とは、私たちのことです。
もしも苦しい時に安らぎを求めて、ひたすらにお地蔵さんのみ名を唱えていると幼児期や少年少女時代の心のように「私の内なる声」が聞こえてくるそうです。
お地蔵様は、このような苦しみや悲しみ、憂鬱な歩みに常に寄り添い、親のように静かに温かく見守って下さるのです。
人は、「思い込み」や「先入観」、「固定観念」が強くなると妄想して苦しむのです。
この事を良く知るための活禅の実践は、一瞬一瞬の事実に気付いて妄想を排除していくコツを知る事なのです。それには、日常生活の中で簡単にできる禅と呼吸法を習慣化する事が大切なのです。 ―活禅―